「ひまわり」運用事業入札の評価結果を公表
昨日、気象庁が、「ひまわり」運用事業入札の評価結果を公表した。
民間事業者がようやく最終決定したことを受けての公表だろう。評価結果の詳細は静止地球環境観測衛星の運用等事業についてから入手できる。議事録はけっこう長いが、入札に関わった2グループに対して、主に気象庁側でどのような議論があったかが記録されている。
自分も入札には関わった経験があるが、これだけ大きく、かつ前例のない案件では、仕様書の作成や提案書の評価は大変な作業だったのではないかと思う。その一端が議事録からも漏れ伝わってきた。
ちなみに事業場所については、副局が「北海道江別市」になっている。住所からみると、これは北海道情報大の敷地付近である。この北海道情報大とは学校法人電子開発学園が有する大学のひとつで、この学校法人は今回の運用事業に関わる宇宙技術開発(株)と同じグループに属する(参考)。となると、大学教育と運用事業が一体化したようなプランが何かあるのかもしれない。
なお、気象衛星ひまわり8号、9号の受信施設は関東と北海道に設置では、入札前の情報から設置場所は函館ではないかと考えていた。しかし実際には札幌近郊に設置ということである。
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