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ひまわり7号、本日からスタート!

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かねてからの予定通り、本日正午からひまわり7号による観測が正式にスタートした。ひまわり7号が「待機中(Standby)」から「運用中(Operational)」に、ひまわり6号が「運用中」から「待機中」へと気象観測運用の切り替えが実施され、静止衛星による気象観測の主役が交代したのである。デジタル台風サイトでも切り替えは無事に終了した。

ひまわり運用状況 (気象衛星センター)

ただし今回の切り替えは、前回の切り替え(ひまわり6号、本日からスタート!)ほど大きな意味を持つイベントとは言えない。というのも、ひまわり7号は今日が新人デビューというわけではないから。ひまわり6号故障時の代役としては短期間ながら既に4回も登場しているし、皆既日食観測の際にも独自の観測画像を送信するなど、バックアップ機としてのひまわり7号はすでに現役として働いてきたのである。

また、ひまわり7号が気象観測をスタートした後も、データ中継機能については引き続きひまわり6号が主役を担うことになる。ひまわり7号の静止位置は東経145度と、ひまわり6号の静止位置の東経140度とは異なる。従来の受信アンテナを使い続けるには、ひまわり6号が今後も中継を続けてくれたほうが望ましい。そのため、ひまわり7号で観測したデータも、引き続きひまわり6号を経由して世界に配信されることとなった。

今日から少なくとも5年間、天気予報に出てくる気象衛星画像はひまわり7号が中心となる。またひさびさの国産衛星の活躍にも期待したい。

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