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「ひまわり6号」に降雪の影響

もちろんこれは、宇宙空間の「ひまわり」に向けて雪が降ったという話ではなく、衛星データを受信する地上局に雪が降ったという話である。3月9日から10日にかけて降った雪の影響で、気象衛星「ひまわり6号」のデータ受信に影響が出ていたそうだ。

降雪による運輸多目的衛星「ひまわり6号」観測画像データの受信障害について

運輸多目的衛星「ひまわり6号」の観測運用を行っている気象衛星通信所(埼玉県比企郡鳩山町)において、9日22時00分の観測から10日01時00分の間、降雪の影響により観測画像データが受信できない状況が7回発生しました。原因は、降雪及びアンテナに付着した雪により、電波の受信レベルが下がり、正常な受信が行えなかったことによるものです。

先日の雪は、積雪の面ではそれほど大した雪ではなかったが、関東圏の受信局では降雪対策はあまりなされていないのかもしれない。とは言え、鶴岡八幡宮の大イチョウが倒れるぐらいの強風と湿った雪による悪天候ではあったので、そのあたりに何か障害を大きくする特殊要因があったか。

次期「ひまわり」の受信局に関するニュースが先日出ていたが、そこでは函館が一つの候補地に挙げられていた。もし函館に設置するなら、雪が降るたびに障害が発生するようではさすがに使い物にならないので、ヒーター付きなどの寒冷地仕様になるのだろう。

なお、受信ができなかったことによる影響は軽微とのこと。

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