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「ひまわり6号」から「ひまわり7号」への切り替え

先日教えていただいたのだが、「ひまわり6号」から「ひまわり7号」への切り替えについては、平成21年7月30日にすでに今後の予定が公表されていたようだ。

「ひまわり6号」から「ひまわり7号」への気象ミッション運用の切り替え予定について

切り替えは当初の予定通りのスケジュールでおこなうようである。

気象庁は、「ひまわり6号(MTSAT-1R)」による観測(気象ミッション)を平成17年6月28日から行って来ましたが、平成22年の夏に気象観測機能が設計寿命の5年を迎えます。このため、気象ミッションの運用を「ひまわり7号(MTSAT-2)」へ切り替えることを予定しています。

気になるのは「観測ミッションの運用形態」というところに書いてある内容。

切り替え後は、現在の「ひまわり6号」及び「ひまわり7号」の静止位置(それぞれ赤道上東経140度と東経145度)はそのままに、「ひまわり7号」が観測(撮像)を行います。したがって切り替え後は、東経145度から観測が行われます。

つまり「ひまわり7号」の画像は「ひまわり6号」の画像とは、地球全体の見え方が若干異なるということ。日本付近を見るだけなら基本的にこの問題の影響はないが、全球を見る場合にはこうした視点の変更への対応を考えておく必要がありそうだ。

なおゴーズ9号を使っていた時代には、衛星の静止位置は東経155度だった。この時に比べれば今回の位置の差は小さいので、実用的に問題が起こることはほとんどないと考えられる。

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