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「ひまわり」は「静止気象衛星」から「静止地球環境観測衛星」に

どうでもよいネタだが、今頃になって気付いたのでメモしておく。「ひまわり」の呼び名がいつの間にか、「静止気象衛星」から「静止地球環境観測衛星」に変わっていた。

平成21年の過去のトピックスを確認すると、気象庁ウェブサイトのページタイトルとしての初出は7月17日の静止地球環境観測衛星(ひまわり8号及び9号)の入札結果についてのプレスリリースで、それ以前には登場していないようである。

ただし過去記事を振り返ってみると、昨年には私も公共衛星という呼び名を取り上げたり、その後に「ひまわり」の予算が認められたなどの記事を書いたりしており、ここで触れた平成21年度予算のプレスリリースにも、「静止地球環境観測衛星の整備77億円が認められた」と書いてある。したがって気象庁の正式名称としては以前から使われていたが、私が特段に意識していなかっただけ、ということだろう。

実際のところ、ひまわり8号・9号では観測チャネル数も大幅に増え、従来よりも観測の幅が大きく広がるので、この名前の方が「気象衛星」よりもふさわしいかもしれない。

ということで、私自身はこれまであまり字面を意識していなかったが、今後文章を書くときには頭の片隅に置いておこうと思う。

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「ひまわり8号」と「ひまわり9号」はPFI方式に

気象庁から、「ひまわり8号」と「ひまわり9号」の運用方式に関する発表があった。

静止地球環境観測衛星(ひまわり8号及び9号)の運用等事業の実施方針の公表について

以下の事業については、民間に事業を委託するとのことである。

  1. 静止地球環境観測衛星の運用に必要な施設・設備の整備に関する業務
  2. 静止地球環境観測衛星の運用に必要な施設・設備の維持管理に関する業務
  3. 静止地球環境観測衛星の運用等に関する業務

このような方針は、以前の静止気象衛星に関する懇談会(特に第3回)でも取り上げられていた内容であり、基本的にはこの路線に沿ったものだろう。

入札などの方法については、静止地球環境観測衛星の運用等事業についてに詳しく載っている。これに入札できる業者が日本にいくつあるのかは私もよくわからないが、これによって運用コストの削減は見込めるようだ。

ということは、気象衛星センター、特に気象衛星通信所の業務内容に見直しが入るのかな。。。?

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