« 気象衛星「ひまわり」画像で皆既日食観測 | トップページ | 多くの人々が関わった皆既日食 »

ひまわり8号とひまわり9号は三菱電機が製造

ひまわり8号とひまわり9号の入札結果が17日に発表された。

静止地球環境観測衛星(ひまわり8号及び9号)の入札結果について

製造を担当する企業は三菱電機に決まった。ひまわり7号に続いて3機連続の製造となる。衛星2機の製造で約294億円ということは、1機あたり約150億円程度という計算だ。今回の衛星は、ひまわり6号とひまわり7号のように航空管制ミッションなどを含む多目的衛星ではなく、気象観測ミッションだけのシンプルな衛星となっている。また衛星のミッション運用寿命は8年以上となっているが、現在のひまわりは5年程度のはずなので寿命も大きく延びた。となると、1機当たり年間20億円、日本国民1人あたり1月2円もかからないのだから、かなりお得な気象衛星と言えるのではないだろうか(*1)。

仕様は以前から伝えられていた通り。解像度は2倍(画素数としては4倍)、観測チャネル数は3倍以上に増える。さらに観測時間も約3倍にスピードアップ。先日のエントリ気象衛星「ひまわり」画像で皆既日食観測では、15分間隔での日食観測が難しいことを書いたが、次期「ひまわり」では全球観測が約10分に短縮となるので、次回の皆既日食観測では15分間隔での観測もラクラク! というのは冗談で、もちろん台風や豪雨などの監視のリアルタイム性が向上するというのが、今回のスピードアップの最大のメリットである。

さて今後の予定であるが、平成26年夏ごろにひまわり8号を打ち上げ平成27年夏ごろに運用開始、平成28年夏頃にひまわり9号を打ち上げるとのこと。この2機でその後16年間の気象観測を支えていくとすると、2015年から2031年の間はひまわり8号とひまわり9号が宇宙からの気象観測を担うことになる。ひまわり10号の登場はずいぶん遠い未来の話になりそうだ。

(*1)今回の費用にはロケット打ち上げ費用やその後の衛星運用のための費用を(たぶん)含んでいないので、全体としてみれば気象衛星に関する費用はもっと大きくなるが、その費用については今回は明らかになっていない。

|

« 気象衛星「ひまわり」画像で皆既日食観測 | トップページ | 多くの人々が関わった皆既日食 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87240/45662889

この記事へのトラックバック一覧です: ひまわり8号とひまわり9号は三菱電機が製造:

« 気象衛星「ひまわり」画像で皆既日食観測 | トップページ | 多くの人々が関わった皆既日食 »