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航空管制機能に障害

多目的衛星「ひまわり6号」、航空管制機能に障害(読売新聞)

国土交通省は27日、今年2月に打ち上げた運輸多目的衛星「ひまわり6号」の航空管制機器に障害が見つかったことを明らかにした。

朝日新聞の記事の方がやや内容が詳しい。

「空のカーナビ」ひまわり6号 管制機能に不具合(朝日新聞)

アジアから北米までの空域をカバーするアンテナは、空域を6分割しているが、主に日本上空と、小笠原周辺上空を担当する装置が使用不能になった。

なお、オリジナルのプレスリリースは、運輸多目的衛星新1号(MTSAT-1R)の航空ミッションの準備状況について(国土交通省)

前回は気象観測機能の故障でヒヤリとしたが、今度は航空管制機能に障害か。。。まあ、どうやってもサービス開始に間に合いそうもないので、やむを得ず公表したというところだろうか。

気象観測に障害はないというものの、やはりできるだけ早く次期衛星MTSAT-2を打ち上げて、2台体制にしておきたいところだ。

(追記 2005.11.01)

後日に見つけたのだが、関連トピックについて、気象庁長官がすでに会見をおこなっていたようだ。

長官記者会見要旨(平成17年10月20日)

Q:MTSAT-2の打ち上げ時期は。
A:今年度内の予定。
Q:MTSAT-2 の位置づけは。
A:MTSATは「運輸多目的衛星」であり、航空ミッション機能も持っている。MTSAT-2は、まず航空ミッションを遂行する上で重要な役割を果たすと聞いている。気象ミッションとしては、現ひまわり6号の運用終了後にその後継として正式運用を開始する予定であるが、それまでの間でも、ひまわり6号に不具合が発生したときに運用することとなる。

「まず航空ミッションを遂行する上で重要な役割を果たすと聞いている」というのがなんとも微妙な表現だが、これは要するに今回の障害を踏まえた上での発言なのだろう。いずれにしてもMTSAT-2の準備は、今のところ順調に進んでいるようだ。

MTSAT-2(三菱電機)

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