ひまわり6号が故障?
今日はひまわり6号のデータが来ないなぁ,と思っていたら,どうも今日の6時30分から観測を休止しているらしい.カメラの電源が入らないそうで,すでに6時間ほど停止したまま.台風17号が関東に接近中という時期に,なんとも間の悪いタイミングの故障である.
ところで,ニュースによると今日の9時からは米国衛星を使っているそうだが,これはもしかして,ゴーズ9号を使っているのだろうか.それとも,極軌道衛星のノアなどを使っている?
カメラの電源が入らないようでは気象衛星としては致命的な故障なので,万が一故障が直らなければ,本当にゴーズ9号の再登板という事態がありえるかもしれない...何とか直ってくれ...
(追記)
なんとか,復活したのか,気象庁のサイトには12:30の観測画像が出現した.これで安心してよいのだろうか.しかし,ヒヤッとさせるなぁ...
詳しくは気象庁のプレスリリースへ.やっぱり代替衛星はゴーズ9号だったらしい.
しかし,カメラと本体との通信には,今後もずっと予備系を使うことになるのだとすれば,システムの冗長度が下がることはないのだろうか?早くひまわり7号(仮称)を打ち上げ,万全の体制にしてほしいものだ.
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
イメージャー停止の件ですが、似た現象がアメリカで運用中のGOES-12で起こっています。とは言っても、SXIイメージャーです。
SXIイメージャーの停止が9月13日にありました。基本的にSXIイメージャーは24時間、蝕にあっても常時運用しています。ところが上記の期日に問題が発生。10月19日まで、運用を停止しました。主たる原因は、衛星蝕による温度変化が原因で、SXIイメージャーへの過電圧による停止でした。過去に1回同じ現象があったことが判明しており、SXIイメージャーについては、来年の蝕運用時から一時的に停止すると思われます。
SXIイメージャーとは異なりますが、似た現象がMTSATのイメージャーでも起こることが予想されるこので、蝕明け後の運用で注意することが必要かもしれません。
投稿: jboa | 2005年10月30日 22時46分