ひまわり6号、本日からスタート!
日本時間12時、いよいよ「ひまわり6号」が正式運用を開始!
ん、でもシステムトラブルからか、なかなか画像が配信されてこないぞ、、、 ようやく14時20分ごろ、サーバに新しい「ひまわり6号」のデータがアップロードされてきた。
準備しておいたプログラムをさっそく走らせてみる。いくつかのトラブルはあったが大した問題ではなく、1時間ほどで最初の「ひまわり6号」の画像が完成。順次ウェブサーバにアップロードしていく。それがコチラのページ。特に水蒸気画像(IR3)は、画像の階調が大幅に増えて非常に滑らかになった。渦を巻く地球大気の姿がより細かく見える。
その後もシステムは快調に動き続け、思ったよりもスムーズに移行が進みそうな雰囲気である。「ひまわり6号」のデータフォーマットは、「ひまわり5号」以前のデータフォーマットよりもだいぶ整理され、見通しのよいものになっていた。まだいろんなところにバグは残っているが、とりあえずは見ないことにしておこう。。
ところで、本当に、ほんとうに残念なことながら、実は「ひまわり6号」の美しい可視画像をまだ眺めることができない。システムとしては可視画像に対応しているのだが、気象庁および気象業務支援センターが、そもそも可視画像を配信していないのだ!
事情(の一部)については、やはりコチラのページにまとめた。気象庁の内部事情はなかなか外から見えないのだが、「インターネット配信?? 衛星配信があるんだからそれで十分でしょ」と考えているのかもしれない。しかしインターネット環境は、数年前よりも格段に改善している。よほどの防災重要拠点や大手の気象専門会社を除けば、アンテナ設置よりもインターネット接続こそが安価で高速なデータ配信手段であり、データの利用を広めるための最も有効な手段であることは明らか。それなのになぜ、インターネット配信を軽視するような決定を下すのだろうか? ここで改めて、インターネットを含めた多様な配信方法を考え直してほしい。
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コメント
衛星画像のフォーマットをHRIT形式にするためです。
現行のS-VISSRデータ自体は容量が大きく、インターネットの環境であったとしても、負荷が大きすぎるのがその理由です。
もう一つは、MTSAT-2への対応が始まっていることも事実で、MTSAT-2に変わった時点で、S-VISSRフォーマットの廃止は予告済みです。容量は現行フォーマットの半分以下ですが。
投稿: jboa | 2005年9月19日 19時27分