初めての撮影画像公開!
平成17年3月24日午前11時、運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)によって撮影された初画像が公開された。
新聞記事でもいくつか取り上げられているが、たとえば毎日新聞ひまわり6号:初めて撮影の気象観測画像を公開によると、
村松照男・気象衛星センター所長は「ひまわり1号から見続けてきたが、最も鮮明な画像。」
だそうである。これはよいニュースだ。
早速気象庁ウェブサイトをチェックしてみる。可視画像では、隅から隅まで雲が鮮明に捉えられていて、妙なノイズもなさそう。これはイイぞ。それに対して赤外1と赤外2にはライン状のノイズが見られる。赤外3はキレイだが、赤外4にもノイズが見られる。このようなノイズは正式運用前には解決できる問題だとは思うが、ちょっぴり心配だ。
また今回が静止気象衛星への初搭載となる注目の赤外4は、他の赤外チャネルとはだいぶ様相の異なる地球が捉えられており、今後の雲分類の精度向上に使えるのではないかという期待を感じさせる。
それにしてもひまわり6号は打ち上げから順調のようで、これまでのゴタゴタが嘘のようなスムーズな展開。画像を見たところでは、センサの動作に致命的な問題はなさそうだ。あとは、画像に現れているノイズが重要なものなのか、またそれをいかに取り除くのか、あたりが問題かな。
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