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竹崎や兵(つわもの)どもが夢のあと

tsuwamono

一般の人たちとは異なり、特別の招待者や報道陣(の一部)は、立ち入り規制区域内からロケット打ち上げを眺めることができる。竹崎警戒所の内部にある竹崎展望台という場所から、射場を間近に眺めることができるのである。

もっとも、彼らは仕事で来ている。ロケット打ち上げをのんびり眺めているわけにはいかない。ましてや、撮影や中継にたずさわっている方々にとっては、絶対に失敗の許されない仕事である。実際には戦場に近い殺気が漂っていたに違いない。

そんな戦場で奮闘したつわものどもが去った翌日にも、前日のあとはまだ残されていた。ガムテープとマジックペンが、各社の陣取り合戦を物語っている。最後方のベストポジションを占めていたのは、MBCと書いてある陣地で、おそらく、地元のMBC南日本放送だろう。その隣や前方には、テレビ局や新聞社、その他の報道関係者が、みな思い思いの形式で自分の陣地を主張している。読売新聞のガムテープには「うらやましいな~」の文字。誰が書いたのかわからないが、きっと本人は設営だけを手伝って、本番はここから見られなかったのだろう。

ロケット打ち上げ翌日は、前日の荒れ模様の天気とはうって変わって、晴れ間ののぞく穏やかな一日。南国の風がノンビリと吹く竹崎展望台には、一戦終わった寂しげな雰囲気が漂っていた。

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いわゆる「ひまわり後継機」の愛称はどうする?

まだMTSAT-1Rがきちんと動作するか確認されたわけでもなく、時期尚早ではあるのだが、ロケット打ち上げは一段落したことだし、いわゆる「ひまわり後継機」の愛称はどうするの? という話がそろそろ出てくることだろう。

宙に浮く愛称 気象衛星ひまわり5号後継機


今回の打ち上げは、日本の宇宙開発にとって背水の陣。気象衛星も相次ぐトラブルでがけっぷちにあり、気象庁は「いろいろゴタゴタしたので愛称は考えていないし、今のところ公募の予定もない」という。

同庁気象衛星室では「ひまわりは非常に愛着のある名前だったので、“ひまわり6号”と呼ぶ人もいるかもしれない」と話している。

打ち上げに失敗した前回のMTSAT-1の時には、一般公募によって新しい愛称も内定したのだが、結局これが公表されることはなかった。今度の衛星では、この幻の愛称がようやく公表され、使われることになるかもしれない。

が、誰にとってもわかりやすい愛称である「ひまわり6号」をあえて変える必要はあるのだろうか? 「ひまわり」は「アメダス」と並ぶ気象庁の2大「ブランド」。その懐かしい愛称を待ち望んでいる人も多いはずだ。もちろん私も、その一人である。

(追記 22:40)

ひまわり?MTSAT?気象庁と国交省命名で“衝突”

へえ、お蔵入りした愛称は「みらい」だったのか。知らなかった。実は「みらい1号」だったのかな。ただこの愛称は「縁起が悪い」とのことなので、今後登場することはなさそうだ。

国土交通省と気象庁との対立は、残念ながら根が深そうである。そもそも国土交通省(航空局)としては、今回のMTSATに気象衛星を相乗りさせてあげたことで、予算不足の気象庁に恩を売ったつもりなのだろう。今回の衛星は報道では気象衛星ばかりがクローズアップされているが、あくまで航空管制機能が主で、気象観測機能は「ついでに乗せてあげている」に過ぎないということになっている。

しかし結局のところ、マスコミは勝手に「ひまわり6号」と呼び出すだろう。そしてそれが国民にいつの間にか定着する。MTSATなんて無粋な名前は、まず使わないと思うのだが。

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