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ロケットは空へ

ロケットへの点火が始まると、白い煙がロケットから噴出してきた。おお、始まった、と思うまもなく上への動きが始まった。最初はゆっくりと、しかしグングンと加速。ガガガガ、バリバリという音を発しながら空気を切り裂いて上に進んでいく。ロケットが発するオレンジ色の光はすさまじく明るく、数秒後に雲に突っ込んだ後も、オレンジの光は雲を貫通して見えていた。そして徐々にそれも消え、ロケットの通り道には白い煙が残された。

本当にあっという間だった。打ち上げが1時間遅れて待ちくたびれていたはずなのに、打ち上げ20分前あたりからいろいろとあわただしくなり、人がわらわらと集まってきて、そして心の準備を整えるまもなく打ち上げが始まってしまった。あまりの寒さに思考停止してしまった頭は、どうも打ち上げのスピードについていけなかったようだ。

打ち上げの後、私の目の中には、オレンジ色の炎の形がしばらく焼きついて離れなかった。そしてまだ余韻が残るなか、車のラジオからは、すべての任務が無事に終了した、というニュースが流れてきた。まずはおめでとうと言いたい。彼らは、絶対に成功させなければならないという重圧に耐え、見事にロケットを復活させた。

ただしMTSATとしては、ロケットから切り離されたこれからが本番である。

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さむい待ち時間

まだ打ち上げまで一時間ぐらいあるようだ。
何がつらいかと言えば、とにかく寒いこと。まあ冬なんだからしょうがないが、あんまり寒いので、とりあえずみんな車の中に避難しはじめた。
これで中止になったら、泣くな。

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通信エラー?

before

RCCページより

現在、機体と設備間の通信に一部エラーが生じているため、状況を確認中です。

なかなかうまくいかないものだ。どこまで延期になるのだろうか。噂はチラホラ聞こえてくるが、、、

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最終目的地

0shsh0021.jpg

ついに目指す場所に着いた。ロケットがよく見える。後は打ち上げを待つばかりだ。
気のせいか、だんだん天気がよくなってきたように感じる。この雲があと一時間で消えてくれればいいのだが。

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竹崎

takezaki

宇宙科学技術館のある竹崎に行ってみた。ここは報道陣や関係者が打ち上げを見学する場所である。ロケット打ち上げをすべて管理する種子島宇宙センター総合指令棟(RCC)も、おそらくこの中にあるのではないかと思う。私がそこで見学できないことはわかっていたが、とりあえず前まで行ってみた。

やはりゲートは何人もが厳重に警戒していて、ものものしい雰囲気が漂っている。近づいていくと呼び止められ、「見学の方ですか」と聞かれた。そうですと答えると、今日はここには入れないので別の公式見学場所に行くように、と丁寧に指示された。

なんでも、これまで行った二箇所の見学場所のほかに、前之峰陸上競技場という、もうひとつの公式見学場所があるらしい。名前からして広そうな感じの場所である。これはもしかすると町民が一緒に見学するためのスペースかもしれない。

一度はこのゲートの中で見学してみたいものだ。

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宇宙ヶ丘公園

uchu_ga_oka

第二の公式見学ポイントである宇宙ヶ丘公園に行ってみた。ここは、長谷公園よりも見晴らしがよく、ワイドな眺めが期待できそうだ。

しかし欠点は場所が狭そうなこと。ちょっと人が集まるとすぐにいっぱいになりそうで、そうすると人垣の間から見ることになるのかもしれない。

公園の遊具にはサビが目立ち、ちょっと裏寂れた感じのする公園ではあるが、ロケット打ち上げの時には話題の中心として晴がましい舞台を迎える。そんな雰囲気が伝わってくる。

スピーカー設置の準備も進みつつあり、ここにもカウントダウン中継は来るようだ。

さて、まだ時間があることだし、これ以外のポイントも探してみようか。

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第一チェックポイント

hase_park

公式にロケット打ち上げ見学所となっている長谷公園が第一チェックポイント。

確かに巨大なロケット格納庫を眼下に見下ろせる見晴らしのよい土地である。しかし遠いなぁ。

まだ見学者はほとんど集まっていないが、これからカウントダウン中継用モニタなどのさまざまな設備を設営するらしく、作業の人たちが集まり始めていた。

それにしても、とにかくむちゃくちゃ寒いぞ~。風もビュービュー吹いている。こんなに風が吹いても打ち上げに支障はないのかと思ってしまう。また、あまりに寒すぎて、外で場所取りをする気はしない。夏ならここで、発射待ち宴会が十分にできそうだが。

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種子島空港

airport_rocket

種子島空港にも西之表港とは別のロケットがある。ややずんぐりした形をしている。
あまり手入れはされていないが、これは近々新空港が完成するためであると思われる。
新空港にはきっと近未来的な(?)かっこいいロケットがお目見えすることだろう。

種子島空港ではJAXAの職員の方々が忙しそうに動き回っていた。ちょうど某社の社有ジェット機が到着した直後でもあり、その誘導などに追われていたのだろうと思う。超VIPは公共交通機関の乗り継ぎなどせず、この空港まで直接乗り入れることになるのだろう。

いまここに続々と人々が集結しつつある。

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お知らせ看板

notice

ロケット打ち上げのお知らせ。

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種子島の定番

symbol

トッピーで到着すると、まずこのロケットが出迎えてくれる。

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やってきました種子島

ついにやってきました、種子島。

トッピー乗り場に出迎えに来ていた方に聞いてみると、なんと幸運にもレンタカーが1台空いていた。24日に来る予定だった人からキャンセルが出たらしい。他の会社は空きなしとも言っていたし、これはすごくラッキーかもしれない。今日から明日まで、白いカローラと行動を共にすることになった。熊毛レンタカーさま、親切にありがとう。

その後に訪ねた観光案内所の人も親切に宿を探してくれ、どうやら今夜は旅館に泊まれそうになった。ただ空室状況の問い合わせを見ていると、本当に全島満室に近い状態のようだ。やっぱりロケット打ち上げは、ただものではない。観光案内所の方も、どうもありがとう。

さて、これからは、見学場所を探す旅に出る。
良さそうな場所がいくつかありそうだ。

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本日の桜島

sakurajima

写真はToppy 2から撮影したもの。山頂を低層の雲が覆い、天気はあまりよくない。今日の予報は1日くもりである。
こんな天気だと、ロケットは一瞬にして雲に隠れてしまいそうだ。なんとか天気が回復してほしい。

タクシーの運転手によると、桜島も最近の火山活動はそれほど活発ではないようで、今日もおだやかのように見える。こんな雄大な山を毎日眺めていれば、生きるエネルギーが体内に湧いてきそうだ。

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トッピー

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高速船。桜島もすごいぞ。

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先人たち

そもそも、ロケット打ち上げをわざわざ発射場まで見にいくということは、これまで不思議と頭に浮かんでこなかった発想である。でも今回打ち上げとなるMTSATという衛星には、私も深いかかわりがある。その衛星の誕生を自分の目で見届けよう、と思ったとき、ロケット打ち上げを見に行くという思いつきが現実的なものとなった。

Google検索で調べてみると、いろいろな人たちが種子島までわざわざロケット打ち上げを見に行き、そして多くの人が感動して帰ってきていることを知った。しかも、一度行ってから病み付きになっている人もいるらしい。

グオーッと火を噴いて上昇するロケット、あっという間に空のかなたに消えていくロケット。そんな通り一遍のイメージはテレビで知っている。でも実際に見るのはやっぱり違うのだろう。そんな先人たちに触発されて、私もわざわざ、東京から1000km以上離れた種子島へ向かっている。

先人たちの記録は参考になる。

  • H-IIAロケット打ち上げ見物記
    この作者は2回見に行っている。 1回目は高台から、2回目は海岸から見物しているよう。
  • H-IIA見学記
    いろいろ島内の細かい情報が書いてある。秘密の見学場所があるらしい??

ほかにも多々あるのだが、予習時間はそろそろ切れそう。明らかに準備不足の状態で、種子島に渡る。

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打ち上げ準備進む

打ち上げ当日も準備は順調に進んでいるようだ。
ロケット機体射点に到着によると、

2月26日 4時36分

ロケットは発射点に到着しました。 これから、発射点の設備とロケットの接続作業を行います。

着々と打ち上げが近づいている。こちらもドキドキしてくる。

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